【pure】 case1 / ボリュームを落とさず、緩やかな曲線に。

PURE:1
目次

pureとは

「pure」/ 基本的には縮毛矯正と同じですが、カット・薬剤・アイロン等による施術方法を工夫し、
針金のようなストレートではなく柔らかな曲線を目指します。

いかにも縮毛矯正をかけたような仕上がりではなく、あくまでも地毛に(自然に)見えるように。

お客様事例

髪に強いくせはないのですが、大きく曲がるくせと少しのパサつきがございます。
こちらを以下の状態に変更することで、扱いやすい髪質にできればと思います。

大きく曲がるくせ ⇒ しなやかな曲線
少しのパサつき ⇒ 湿度に影響されにくく、つやのある髪質

施術前

それでは以下の画像(施術前)をご覧ください。
ご来店時の状態です。

一度濡らして乾かせばもう少し良くなりますが、普段はこのような状態になります。夏の暑さと湿度、汗をかいたりなどで、その日の髪が刻々と変化してしまうのが現在の状態です。

この状態が「PURE」を施すことにより軽減されると思います。

自然な印象に仕上げるには

通常は全体にかけることが多いストレート系のパーマですが、様々な方法がございます。

今回は頭のハチよりも、上の部分にだけ施術します。
ねらいとして、ハチよりも下のボリュームを残して、
その上に「pure」をかけた髪を重ねることで、ぺたりとした印象を回避します。

残されたハチ下の髪は、上から落ちてくる髪の支えとなり、
ボリュームをキープしてくれることはもちろん、ふくよかな髪の印象を与えてくれます。

また、ストレート系パーマのデメリットに「まっすぐ過ぎる仕上がり」が一つ挙げられると思います。

ボリュームの落ちすぎや直線すぎる髪は、人工的な印象をもたらし不自然に見えることも。「きれいすぎること」はどこか違和感を感じることもあるので、少し注意したいところです。

今回施術させていただくのは、髪の質や量が変化してくる60代のお客様です。
ふくよかな髪を作ることで、印象は大きく変化すると思います。

施術方法

それでは施術方法です。

画像のようにハチよりも上の部分だけを分け取り、そこに施術いたします。
かけない下の部分となじみが良くなる様、ジグザグに分けとります。

薬を塗布 ⇒ アイロン ⇒ 2液塗布 ⇒ 流して乾かします。
ブラシ等は使わず、手ぐしで乾かすだけで仕上がります。

施術後

それでは施術後の写真です。

全体的にツヤが出るようになりました。
そして髪は直線的ではなく、大きく湾曲しながら下へ落ちています。
それにより、丸みを帯びた柔らかなスタイルに。

pureをかけていない部分

上記2枚の画像は「PURE」をかけていない部分です。
少しわかりにくいかもしれませんが、下におろしている髪の根元1.5~2cmの髪が
一度立ち上がってから下へ落ちています。

この部分が上から重なる髪の支えとなり、ボリュームをキープしてくれます。

pureをかけている部分

上記の2枚の画像は先程と違い、「PURE」をかけた髪の根元になります。

こちらも先程と同じく根元に立ち上がりがあります。
これは「PURE」をかける際、根元を2㎝ほど空けて施術いたしました。

それにより頭頂部の立ち上がりも残しながら、きれいな髪が下へ落ちていく形になります。
根元1~2cmの髪は決して表には出ませんが、とても大切な役割を担っています。

ビフォーアフター

それでは最後にビフォーアフターです。

ビフォー
アフター
ビフォー
アフター

曲線を作るベースには「カット」が必須ですが、矯正方法も工夫することでより良い仕上がりになるかと思います。

施術MEMO

menuPURE
price¥25,520円
※pureのみの料金になります。
施術内容全体的なまとまりを考慮し、必要な部分にだけ施術。
地毛の良さと「pure」の良さを掛け合わせ、スタイルを作ります。
目次